『“なぜ”ではなく、“いかに”を』
去る3月27日(土)、オンラインで行われた「がん哲学外来カフェ講演会」を視聴しました。樋野興夫氏の講演は、ご自身の著書のタイトルを並べて紹介するような予想外の内容で理解しやすいものではありませんでした。それで最近の本を借りて読んだ所、次の文章が心に留まりました。
『人間は何かが起こった時に苦しみ、なぜこんなことになったのかと考えてしまいます。でも、「なぜ」と問うても答えは出ません。それなら「いかに」対応するかを考えた方がいい。雨はだれにも降ります。傘をさすか、レインコートを着るか、家の中に入るかは自由意思だから、どうするかは自分で決めなければいけない。…。』
これは、著者が小学6年生に語ったことばでしたが、思いがけないことは誰の人生にも起こるもの。「いかに」対応するかを考えたいと思います。
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